ホル + ダフ + ズフ =?

TRAeMENINVASION
(7 inch)

WELTRECORD WER4

なんだかコレもメチャメチャ高額なプレミアの付いたモノ。
ホルガー・ヒラーの参加したシングルだが、A面は完全アルバム未収録。B面曲はATA TAKのシングル『Ich kann nicht mehr warten』に収録された曲の別バージョン。

あんまり語られないコトなんだけど、A面の曲でベースを弾いてるのはDAFのミハエル・ケムナーだったりする(まあ彼は、ごく初期のDAFにしか参加してないが。彼については『DAFの枝葉末梢』参照)。と、ここまではクレジットを注意深く読めば分ることなんだけど、ドラマーについての記述が全くない。そんなもんだから、オレもちょっと気になっていた。
で、S.Y.P.H.のペーター・ブラーツが2001年に来た時に、彼の口から思いがけない事実が語られた。このシングルでドラムを叩いてるのは、何とS.Y.P.H.のウリ・プッチュなんだそうだ!何でも、このシングルのレコーディング中に、たまたま居合わせたウリがかり出されたのだとか。

1980年当時の自由な雰囲気を知る好盤とも言える1枚。もうこんな自由な交流って無さそうだな…。

* 追記:ついでに言うと、リリースに携わったのはミッタークスパウゼだったと、ペーター・ハイン本人から直接聞きました。





 オレに書かせろ!





←ちなみにコレがオビ

「ディー・クップス」だそうです。
独語なんだか英語なんだか…。

ディー・クラップス
/トリビュート・トゥー・メタリカ
(CD)

ポニーキャニオン PCCY00519

ディー・クルップスが日本じゃ正当な評価を受けていないと思うのはオレだけでは無いはず。正規リリースの国内盤もマトモに出ていないのである。
その中でもおそらく店頭に一番出回ったであろう(実際に売れたかどうかは別にして)アルバムがコレ。明らかにクルップスのコトなんか全然知らない、メタリカ好きのヒトがチョイスしたであろうタイトル。ライナーノーツも最悪で、バイオグラフィやディスコグラフィは間違いだらけ。そのうえ、ほとんどがメタリカの原曲についての解説だけ。そもそもこれって、クルップスの「企画物アルバム」なんだぜ!メタリカのパロディを徹底的にやったから、そっくりな限定缶まで出してたんだから、彼らの本筋とは離れたモノなんだよな。

とにかくオレが思うに、コレを手にした顧客が、そのアーティストの次のアイテムを手にしよう、という気を起こさせないダメ企画の典型。リリースに全くアーティストの意志が介在していない!

日本でリリースされたコトすらユールゲンは知らなかったらしく、オレが自腹で買って送ってあげた経緯がある。関係者の皆さん、サンプル盤は必ず発送しましょう!





 進化?それとも…??

LIMBUS3
/ Cosnic Experience

LIMBUS4
/ Mandalas

SAAL 2 / Angust vorm Tanzen
(7 inch)

SAAL 3 / Ich mache mir keine Sorgen mehr
(7 inch)

SAAL 2 / Auf der Suche nach dem Gluck
(CD)

バンドが名前を変えることはよくある話。でもオレ個人としては、あまり肯定的ではない。
オレ自身も20歳頃に付けた「カヲル」というペンネーム(もしくは源氏名?)は、『若気の至り』だったと実感してる。本名の「薫」に戻したいが、一部で定着してしまったものだから、変えるワケにはいかない。因果なハナシではあるが。まあ受け手の立場から考えれば、同じ名であった方が色々と良いのではないか、なんて思うこともしばしば。
さてさて、ここで紹介するのはドイツに存在した2つのバンドの類似性である。
それぞれ'70年代、'80年代の異なる時代に存在してたバンドなのだが、どちらも同様にバンド名の末尾の数字のみが進化していった、という変な連中である。

まずLIMBUSだが、LIMBUS3は恐らく彼らのファーストアルバム。ドイツ本国でもとんでもない値段が付いてる代物。一部じゃ「タンジェリン・ドリームの1st、アモン・デュールの1st、そしてグルグルの1stに匹敵する70年代必聴アイテム」なんて言われてるけど、オレはそうは思わない。
なんだかジャズかぶれの連中が、学校の音楽室でジャムったみたいな音で、当時はありふれた存在なんだろう。
で、彼らはOHRレーベルでLIMBUS4名義で再びアルバムを発表する。最近、再発CDが出てるので、気になる方は聴いてみるのも一興。その後の彼らがどうなったかはオレは知らない。

そんでもって80年代にも変わり者はいた。SAALである。ZICK ZACKからSAAL2、SAAL3名義で2枚のシングルを発表。コンピレーションではSAAL4に進化。結局SAAL6までいったらしい。一時期はSAAL5名義のフルアルバムをメジャー・レーベルから出す予定もあったが、結局は流れたようだ。
そんでもって1994年、結成14年目にして彼らはファースト・フル・アルバムを発表!レーダーナッケン、ディー・ツィマーメナーらのサポートを受けて作られたこの作品は何とSAAL2名義に戻っていた…。

休止期間に彼らが庭師やら港湾職員やらやって苦労し、頭髪まで失った結果なのだろうか???

ここまで行くと、名前の流動性を実感させられるのはオレだけではないはず。
そうだ、オレも明日から「小柳カヲルMk.2」にしようかな?





 建国の父のこと?

TI-THO / Traumtraeger
(7 inch)

TI-THO / Elefantenjaeger
(7 inch)

TI-THO / L.C.B.A.P.
(7 inch)

LAIBACH / OPUS DEI

これはやっぱり「チトー」と読むべきか?だとしたら、ユーゴスラビア建国の父・チトー大統領のことなのかな?違ってる可能性は高そうだが。
ま、もしそうだとしても、そこからの邪推が無意味なのは明らかだよね。その文脈からいったら、「ナポレオンズ」とか「コント・レオナルド」(レオナルド熊の初代相方はダビンチ白熊!)なんかも可笑しな推論されるべきだろうし。

さて閑話休題。このバンドは17歳の女の子と26歳の男性(83年当時)が中心になって結成されたバンド。Zick ZackからTELDEK, Plydorへと次々にレコード会社を変えてる。Zick Zackからのシングル(左端)は、トム・ドコピルがプロデュースしてるので、B面はメチャクチャ変!でもエキセントリックさは、リリースを重ねるごとに薄れて、聴きやすいポップスへと移行していく。何か当時のムーブメントが急速に勢いと個性を失っていったのを象徴しているような気がしないでもない。

TI-THO…。う〜ん、何のことなんだろ?大統領だったら、ってコトでライバッハも掲載。字余り!!





 ジョイ・ディヴィジョンの尻尾・その2

KINO / Groupa Kroovy (Blood Type)
(CD)

ビクター音楽産業株式会社 VDP-1511

今さらジョイ・ディヴィジョンを語るのって、気恥ずかしいものがある....と、感じるのはオレだけじゃないはず。でも80年代には絶大な影響力を誇ってたのも否めない事実だ。このサイトでも紹介しているガイスターファーラー然り、あまたのフォロアーを生みだしている。で、ソ連(当時はロシアじゃなかった)も例外じゃなかったワケだ。ここで取り上げたキノである。ひょっとすると、ジョイ・ディヴィジョンとは無関係に自然発生したのかもしれないけど。
ここで紹介したのは国内発売までされたキノのヒット作。これ以前にも何枚かアルバムをリリースしてるらしいが未確認。事情通によれば、このアルバムはヒットしたものの「キノらしさは少ない」のだそうだ。曲はすべてロシア語で歌われているので、当時のソ連アンダーグラウンド・シーンの一端を垣間見ることができるものの、西側諸国に紹介された時には、曲名・歌詞とも英訳されたものしか記載されてない。だがCDにはこんな記載がある。

*本CDはロシア語で歌われておりますが、歌詞の理解のため英語訳および日本語訳を掲載しています。(原文ママ)

詭弁だなあ(苦笑)。これじゃいくらやってもバンドの実体なんて伝わらない姿勢だよな。
ところでヴォーカルのヴィクトル・ツォイ(北朝鮮系)は本家ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスさながらに、若くしてこの世を去ってるらしい。これだけが確かな事実なんだろう。





 変な組み合わせ

WHITEHOUSE / The Sound Of Sadism
(LP)

両親を金属バットでジャスト★ミートした一柳ノブヤくんも愛聴したホワイトハウス。ここではあえて無粋な説明は止めておく。で、これは1983年のアメリカ・ツアー音源で、A面33rpm/B面45rpmの変則のLP。なんでも250枚限定らしい。

正直なところ、個人的にホワイトハウスには大して思い入れはない。オレには表現が直接的すぎて、何度も聴き返そうという気にはさせられないから。
それじゃ何でオレがこのLP持ってるかというと、リミックスにピロレーターを起用していたからである。何という変わった取り合わせ!!アタ・タックの書き割りアートとトレバー・ブラウンの絵の組み合わせって、めちゃめちゃシュールじゃないか!どういった経緯でこのコラボレーションに至ったのか興味が尽きない。

...というワケで、関係者の皆さまからの情報提供、鋭いツッコミをお待ちしております(笑)。





 陰核女神

SATINA SATURNINA
/ Clitoris Goddess
(CD)

.

SATINA SATURNINA
/ Annabellee
(7")

レーベルで仕事をしているので、時として日本では無名な海外の逸材に出くわすことがある。この日もオーストラリアから入荷されたおびただしいレコードやCDの中に、ピンボケの女の子がジャケットに写っている1枚のシングルを発見。そこにはフェイクファーの切れ端の貼り付けられたカードが封入されていた。
ミュージシャンの名はSATINA SATURNINA、ニュージーランドのエロティック・パフォーマーだとか。ネットで検索してみると、とんでもなく過激なコトやってのが判明。何だか、アニー・スプリンクルスとリディア・ランチを足したような感じだが、青山のア○ロで取り扱われるには少し凶暴すぎる感じ...。

で、音の方はというと、これまた別ベクトルでとんでもない内容!リズムもメロディーも崩壊したワンリフ・ギター(彼女自身が弾いている?)に「嗚咽」とも「あえぎ」とも言えない声がかぶさる...。「曲」というよりは、ある意味「ドキュメント」だな。録音はおそらく一発録りだろうし。

その後また検索してみると、彼女はなんとフルアルバムまでリリースしていた!タイトルはご覧の通り(ジャケット左・未入手)。こんな無謀なリリースをするKATO RECORDSには脱帽。ここのラインナップはどれも一筋縄じゃない。こんなレーベルが海外にもあるって、何だか元気にさせられる。





 実験・その1

ALVI & THE ALVIETTES
/ I'LL GO TO
(7 inch)

DIE AUTOS
/ NIEMALS!

(7 inch)

SEEN LINKS SCHLOESSER RECHT
(7 inch)

MATERIAL-
SCHLACHT

(7 inch)

DEUTSCHE KAISER
/ HALLI-GALLI TANZMUSIK
(7 inch)

D.U.R. / DEUTSCHLAND BRENNT
(7 inch)

ご注意:解説を載せても文章をパクられるだけで不愉快なので、実験的に全く無関係な文章を載せてみました

の時はとりたてて何も感じなかったのだが、その後に予想外の展開になるであろう事はうすうす感じていた。件の人物より深夜に電話がかかってきた。話の内容を要約すると「最近、妻の収入が自分より上まわり、婿養子としての自分の立つ瀬がない、お義母さんも性格のきつい人なので居場所がない」というもの。彼とは親しい間柄でもなく、知り合ったのもごく最近。なぜオレが他人の家庭事情の話を聞かされなくてはならないのか、不条理さに辟易するのみ。オレもテキトーな事を言ってその場をごまかす。
「○○さんさぁ、奥さんの家系って女傑なんじゃないの?」
「そうなんだ。家内が毎月『排卵日』をお義母さんに報告して、それを中心に献立まで決められちゃうんだよ。」
「その日は精の付くおかずになるとか?」
「おっしゃるとおり...。」
なんだか家畜人化している彼の境遇は、悲哀に満ちた物、というよりは滑稽でさえあった。しかしながら、そう言




 

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