ものまね大魔王(「四天王」ではなく)

XAO SEFFCHEQUE + POST / DEUTSCHLAND NICHT UEBER ALLES
(10 inch)

SEHR GUT KOMMT SEHR GUT

XAO SEFFCHEQUE UND DER REST / JA-NEIN-VIELLEICHT

THE WORLD OF SILLY GIRLS

THE BLUE ANGEL LOUNGE / SONNTAG MORGEN
(7 inch)

ザオ・ゼフチェック(本当は「クサオ・ゼフチェック」だが、慣例的にこう表記する)はオーストリア人。彼の活動のヘンな処は、カバーやパロディ、そしてモノマネで真価を発揮すること。

「イパネマの娘」、「チュニジアの夜」、「サンデー・モーニング」…。いったいどんな基準なのか理解しがたい選曲である。『ゼア・グート・コムト・ゼア・グート』に至っては、1980年当時の代表的なバンドのモノマネだけで1枚…。バカだね、ホント。

今じゃどのレコードもビックリするほど高価だけど、買ってるヒトは元ネタになってるジャズやボサ・ノヴァの曲をどれだけ知ってるのか心配だ、余計なお世話だけどネ。知らないでザオを評価してるのって、美川憲一を知らないのに、コロッケのモノマネを面白がってるようなコト。つまりオレが言いたいのはさ、ジャンルにこだわらずに何でも聴いた方が音楽はより楽しいってコトなんだ。お試しあれ!





 「紅い月夜の晩に墓場でSMプレイするような音楽」〜根本敬氏談

幻の名盤解放歌集
*ポリドール編
「お願い入れて」

幻の名盤解放*藤本卓也作品集
*キング編
「君が欲しい」

幻の名盤解放*藤本卓也作品集
*テイチク編
「真赤な夜のブルース」

「幻の名盤解放同盟」がさんざん紹介しているから、今さらオレが取り上げたところで、陳腐なことは否めないことをお断りしておく。そんなことはオレが一番知ってる。ただ、この場を借りて感謝の意を表したいのであ〜る。
オレにとって、この「藤本卓也」なる人物は、元グルグルのベース・プレイヤー、ウリ・トレプテと並んで「ブルース」じゃない「ブルース」にこだわるナイスガイ。サラリーマン時代には、嫌々カラオケに付き合わされて「あなたのブルース」を熱唱し、場の雰囲気をぶち壊したこと多数。そういった意味で大感謝。

なにやらこのシリーズのボックス・セットが発売されるようだ。買おうかどうか迷っているオレの頭上から、天の声が、
「でも買うんだよ!」
何やら「運命的」なモノを感じずにはいられない…。





 クラウスのため息

NEU!

LA DUSSELDORF
/ DAMPFRIEMEN
(12 inch)

LA DUSSELDORF
/ ICH LIEBE DICH
(12 inch)

NEONDIAN
/ MON AMOUR
(12inch)

LILAC ANGELS

どうしても「NEU!」のステレオタイプで語られがちなクラウス・ディンガー。いくら新しい試みをしても、最近の「ラ!ノイ?」すら聴かずに批評したがる輩は後を断たない。その傾向は残念なことに、日本が著しいとオレは感じる。来日した時も、連日のインタビューで「NEU!」のことばかり質問され、クラウスはかなりウンザリしていた。

オレは彼と近い立場になり判ったことがある。それは彼がロックン・ローラーであり、その精神と姿勢がどの作品にも普遍的に内包されている、ということだ。

ま、こんなコト書くとさ、「どうせコイツは自社CDを売り込むためにそう言ってるんだろ」と言い出すヤツが出てくるだろう。でもそんなの、十分承知のうえだ。そういったヤツにはクラウスの深みなんて判ろうはずもないんだし。

だから逆にオレからソイツらに質問。
ちゃんとクラウスの最近の作品聴いてる?来日公演観た?クラウスのバック・ボーンになってるロックの古典聴いてる?

批判するにはそれれなりの責任と才能が必要だって、忘れないでほしい。





 ジョイ・ディヴィジョンの尻尾・その1

GEISTERFAHRER
(7 inch)

GEISTERFAHRER
/ MADISH AHBEL
(7 inch)

GEISTERFAHRER
/ TOPAL

GEISTERFAHRER
/ THE OTHER SIDE OF

GEISTERFAHRER
/ G-FAR-1

ガイスターファーラーはハンブルク出身のスリーピースバンド。明らかに、ジョイ・ディヴィジョンのエピゴーネンとして誕生したのだろう。 "MADISH AHBEL"(セカンド・アルバムからのシングル・カット)には、当時ヨーロッパを放浪していたメイヨ・トンプソンがギターで参加。…とはいっても、効果音程度のことしかやってないけど…。
サード・アルバム"TOPAL"では大幅にメンバーチェンジが行われ、曲によってはアモン・デュール(本家)みたいなベトベト、バリバリの演奏だったりして笑える。

ところで、いちばん左の7インチは、Zick Zackレーベルの記念すべき1番目の番号が与えられた作品。でも日本のメディァじゃZick Zackの1番目にクレジットされてるのは"Happy New Wave"」なんて、マヌケな勘違いをいたるところで見られる。これはねぇ、ザオ・ゼフチェックが作った"Zwick Zwack"というニセ作品。
こんな間違いだらけで、20年近く昔の雑誌をいまだに教科書にしているマニアに、「未来」なんてあるのか?





 あんた、何教?(オレ、ヤホワ教)

v.a./ DENK DARAN!

FRIEDER BUTZMANN
/ WHITE CHRISTMAS
(7inch)

KOSMONAUTENTRAUM
/ SCHOENE WEIHNACHT'
(7 inch)

DAVID PEEL & THE LOWER EAST SIDE / Santa Claus Rooftop Junkie

師走になると巷は、クリスマスで騒がしくなるね、耶蘇なんか信じちゃいないくせによォ。まぁ、オレという人間は、あまり他人や時流に流されないから関係ないんだけどさ。

唐突ではあるが、オレの人生で最も感慨深い出来事のひとつ、18歳のクリスマスのオハナシをしたい。当時オレは浪人していて、逼塞した毎日を送っていたワケだ。で、その年の12月24日に限って家にはオレ以外だれもいなかった。忘年会だの老人会だのと、みんなくっだらねえ理由だったんだけどさ。なんだか、もンのすご〜く寂しい気持ちになってしまって、そのとき好きだった女の子に思い切って電話したんだよ、止せばいいのに。そしたらさ彼女のオヤジが出てきて、取り次ぎもせずアッサリ切っちまった…。オレは機転を効かせたネ。ここで取り繕ったら余計にミジメになると思い、わざわざ卓上コンロを用意してチャルメラを作って鍋から直接食ったんだよ。クリスマス一色のトレンディ☆ドラマ観ながら。普段インスタントラーメンなんて、ほとんど口にしなかったんだけどネ。ここまで自分を情けなく演出してしまうと、心底可笑しくって笑うしかないので、若いウチは一度やるべきだな、みんなも。

というワケで、そんな辛辣な基督聖誕祭を彩るのにふさわしいクリスマス企画のレコードのご紹介です(一部再収録)。『白いトラウマ』なんてオリジナル・ソングから、やけに薬物中毒くさい『ホワイト・クリスマス』、途中から発狂する『ジングルベル』…。
ところであなた、サンタクロースの存在を信じてる?





 ケンチャナヨォ〜!

(解読不能、アニメソング2)

(解読不能、アニメソング4)

(解読不能、コメディアン演歌?)

韓国に行ってきた。もちろんレコード店でめぼしいモノを漁ってきたのでご紹介したい。

まず左の2点。ご覧の通りアニメの主題歌集。我々の知る日本製アニメ・テーマソングの韓国語吹き替えだが、これらのCDはさらに韓国オリジナルにさえ、まったく忠実ではない、無名歌手によるヘンなアレンジ・ヴァージョン。妙にプログレ風メロディーの「ガッチャマン」とか中途半端に今風テクノな「タイムボカン」などなど、テクノに傾倒したエンジニアが手掛けたらしい、曲のイメージや雰囲気とは無縁なアレンジ。それはCDのシリーズを追うごとに暴走し、「2」よりも「4」の方がよりメチャメチャ。そのうえ、途中で力つきてきたのか、だんだん収録曲数が減っているのだ。
デザインもなかなかで、実際に収録されている曲とは無縁なキャラクターの配置は脱帽モノ!解像度ボケボケのメーテル、著作権/肖像権をらくらくクリアー出来そうな、全然似てないアトムなんかがコラージュされ「ケンチャナヨ〜」と大合唱しているかのようで微笑ましいネ。韓国の子供たちの耳にはどう聴こえるのかが心配だ(まぁ、他人ごとだけどさ)。

そしていちばん右はジャケ買いしたモノ。余計な解説なんて不要だろう。とにかく凝視せよ!





 坑・環境ホルモン剤

THE VELVET UNDERGROUND
(3rd)

DAVID PEEL &
THE LOWER EAST SIDE
/ AND THE REST IS HISTORY

友川かずき/桜の国の散る中を

ハッキリ言って、オレは「ギター・ポップ」ってヤツが苦手だ。フニャフニャのくせして「しなやかさ」に欠け、そのうえ排他的で閉鎖的。どんなに背伸びしようとも、昔の「四畳半フォーク」と根は一緒だよな。「オシャレ」に取り繕うだけ小賢しい。

まぁ、この手の音楽に傾倒してるヤツらの大半は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドすらマトモに聴いたことないんだろう。そのうえギター・ポップ野郎って、男だかオンナだか分らない風体だよな、総じて。
きっとこれは、ヤツらの「精子減少」に起因しているんだろう、とオレは密かに推測している。いや〜、恐いネ。環境ホルモンって!

話が脱線してしてしまったが、こういったフニャチン・ギター・ポップ野郎にならないために聴いていただきたい「ギターもの」を3枚リストアップしてみた。
あえて各作品をどうこう批評するのは、このコーナーの主旨に反するが、コレだけは書いておきたい。

路上演奏者を目指す若者よ、デヴィッド・ピールを見習うべし!ジョン・レノンの友人にしてアッ◯ル・レコードの鬼門、デヴィッド・ピールのタガの外れ方は尋常じゃない!アメリカのイッちゃったヤツは、「大陸級」だゼ!!!

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